山で植林、間伐体験!ツアー[G7水戸のお土産を(勝手に)作っちゃおうプロジェクト]
12月4日(月)〜15日(金)に専門学校文化デザイナー学院にて開催された茨城デザイン振興協議会 県北県西グループ企画 G7水戸のお土産を(勝手に)作っちゃおうプロジェクト “G7水戸 世界平和へのはしわたし” 展示・販売会におきましては、たくさんのご来場・温かいお声掛けをいただき、誠にありがとうございました。
本日は展示・販売会に先行し催された「山で植林、間伐体験!」ツアーの様子をお届けします。
2023年12月2日(土)、茨城県常陸大宮市美和地区にて県北県西グループ主催の“交流”をテーマとしたイベント「山で植林、間伐体験!」ツアーが行われました。
天候にも恵まれ、爽やかな秋晴れの中行われたツアーの様子をお伝えします!
【9:15〜 植林体験】
午前9時15分、美和木材共同組合 大森様のご案内で、植林を行う場所に到着。目の前には間伐が行われた林が広がっていました。適切に管理された木々はどれも真っ直ぐに伸びており、早くも間伐の大切さを知ることができました。
レクチャーの後、さっそくスギの苗木と道具が参加者に配られます。苗というと根が広がったものを想像していたのですが、現在は型崩れしにくく、植えやすくコンパクトなコンテナ苗が広がっているということです。棒を使って木の間隔を測り、道具で堀った穴に木の苗を植えていくのですが、地面に穴をあけるのはなかなかの重労働! すっぽりと収まった苗を土で固定し、枯れ葉や枝をかけて乾燥から守ります。手で植えた苗木が大地からしっかりと伸びている様子に感動しました!
【10:30〜 間伐体験】
続いて、場所を移動して間伐を行う山の中へ。足元に注意しながら山道を登っていくと、間伐の目印であるテープの巻かれた木が並ぶ場所にたどり着きました。3人ほどのグループに分かれて木を選び、下に生えている木の位置などを見て倒す方向に「受け口」、次に反対側へ「追い口」と呼ばれる切れ込みを入れていきます。※実際の現場ではチェーンソーが使用されますが、危険が伴うため今回の体験では主にのこぎりで作業を行いました。
サポートスタッフの皆さんのご指導と監督のもと、交代しながら木に切れ込みを入れて準備を整えていきます。最後は木の幹にぐっと体重をかけて倒れるように誘導するのですが、大きな木が音を立てて傾き、斜面を滑り降りていく様子はとても迫力があり、参加したメンバーのお子さんたちからは歓声が上がりました。こうして間伐された木の多くはそのまま山に残されるというお話を聞き、その活用方法についてもあらためて考えさせられました。
【12:00〜 昼食・「世界平和のはしわたし」贈呈】
お昼は美和工芸ふれあいセンターで、河西しいたけ園さんによる豪華な昼食が待っていました!
地元の食材がふんだんに使われたお弁当は見た目にもおいしく、大満足のボリューム!
特に名産のしいたけは肉厚で絶品でした。
外での作業のあとの温かいお味噌汁が体に染み渡りました…。
参加者の皆さま・企画グループの自己紹介を行い、ツアーの直前に完成したばかりの割り箸セット「G7水戸のお土産を勝手に作っちゃおうプロジェクト G7水戸 世界平和のはしわたし」を、間伐材をご提供いただいた美和木材共同組合様に贈呈いたしました。
【12:50 お箸作りワークショップ】
午後は同会場にてお箸作りのワークショップを行いました。
細長い木材を順番に型にはめ、かんなで削っていく作業に大人たちからは「小学校の図工を思い出す!」という声、お子さんたちからは「やったことある!」という声が上がり、楽しみながら作業することができました。
今回、全面的にご協力をいただいた美和木材共同組合様には先述の通り「G7水戸のお土産を勝手に作っちゃおうプロジェクト」で割り箸の原料となる間伐材をご提供いただいており、ツアーでは実際に間伐を行う山に入って木に触れ、間伐を行うという大変貴重な体験をさせていただきました。茨城県の産業のひとつである林業に直に触れるという機会にもなりました。
改めて、ご協力をいただいた皆さま、参加者の皆さまにこの場を借りて御礼を申し上げます。
今後も本年度の活動テーマである“交流”を具現化するグループの企画を始め、IDPCの活動についてメールマガジン等でもお知らせしてまいりますので、続報を楽しみにお待ちください!