活動内容

2022年5月23日、ホテル・ザ・ウエストヒルズ・水戸にて第二回理事会および2022年度通常総会が開催されました。
出席19名、ZOOM参加1名、委任状7名、合計27名につき総会成立となり、会員の皆様も久しぶりに一堂に会しての総会となりました。また、ポットラックフィールド里美 代表 岡崎靖様の講話「山と森と水の里。魅力を伝える、里美の一期一会」もあり、充実した時間となりました。

●2022年度活動計画(案)

・IDPC VISION
課題発見から課題解決まで共にアイデアを出し合い、企画を作り、「デザインの力」で茨城の未来を招く集団。

・2022年度主な事業について
○IBARAKI DESIGN MUSEUM 森のびじゅつかん
県内の里山を舞台に、デザインで地域の風土・文化、産業を地域内外に伝える新しいプロジェクトを開催。ニューノーマル時代にあった屋外でのデザイン活動、展示、交流会。2022年度秋頃を予定。
○スタディカフェ
水戸市とつくば市の2つの地域を拠点に会員を講師としたセミナーおよび懇親会の開催。※オンラインでの開催を含む。
○クリエイター講演会
文化デザイナー学院との共同企画、開催。
○広報/PR
Webサイトかrなお情報発信(ポートフォリオの掲載充実)、Facebook、メールマガジン、メーリングリストの運用と更新管理。

事務局移転について

契約満了に伴い、IDPC事務局が移転となりました。今後は、事務局担当者(河内さん)の自宅住所が事務局住所となります。個人宅になりますため、こちらでの住所の公開は控えさせていただきます。
連絡事項などがある際は、メール、あるいは電話にてご連絡ください。住所は、必要に応じて個別にご案内いたします。
○IDPC事務局
TEL: 090-2624-8014
E-mail:info@idpc.jp

●会長挨拶

ご紹介に預かりました、会長の佐藤正和です。
本日は、ご多用の中、ご来賓の皆さまをはじめ理事、会員の皆さまには、会場へのご足労およびオンラインでのご参加、誠にありがとうございます。

本日は2022年度茨城デザイン振興協議会の総会が開催できましたこと、誠にうれしく思います。
会員の皆さまはもとより、関係される全ての皆さまに感謝申し上げます。

昨年を振り返りますと、オンラインを中心とした理事会やプロジェクトのディスカッションを重ね、11月には「IBARAKI DESIGN MUSEUM かわのびじゅつかん」を道の駅常陸大宮~かわプラザ~にて、西ノ内紙のいアユやのぼり旗の作品展示や2つのワークショップを開催し、新聞でも取り上げて頂きました。
これら道の駅の会場支援については、倉田前会長に大変お世話になりました。

また、今年2月には、Hitachifrogsの代表、菅原様をお迎えし、地域(ローカル)に密着しつつ、同時に世界(グローバル)へ発信する市やを持つ姿
勢についてご登壇頂き、茨城県デザインセンター様や中小企業団体中央会様よりご協力、ご支援を得ながら、文化デザイナー学院との共催にて講演会を開催致しました。

これら活動事業におかれましては、会員リーダーの皆さまの多大なご協力と多くの会員の皆さまにも、活動の準備から作品製作、出品、ワークショップの対応に至るまで、クリエイター同士の協働によって成し得ることができました。
あらためて、執行部を代表してお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

さて、2022年は地域のデザイン活動を通じて、生活や文化、産業をより良くするために集まったIDPCの仲間一人ひとりが、さらなに飛躍する年になればと願います。
私たちクリエイターは「ものづくり」を中心としたデザインから、経営、教育やコミュニティ、医療、福祉、自然環境など、生活のあらゆる場面まで領域を広げ、課題を発見し解決する役割を担っています。

これからも、会員同士のつながりを広げ、クリエイターと地域をつなぐため共に協力して参りましょう。
今年度もどうぞよろしくお願い致します。

茨城デザイン振興協議会
会長 佐藤 正和


○講話「山と森と水の里。魅力を伝える、里美の一期一会」

ポットラックフィールド里美 代表 岡崎 靖様
ホームページ:https://potluck-fs.co.jp/

今般の講話は、今年度の主活動であるIBARAKI DESIGN MUSEUMの第二弾として、「もりのびじゅつかん」のテーマに即した茨城県内の山林や中山間地域の現況を共有する目的で開催されました。
旧里美村(現常陸太田市)は国道349号線が福島県まで貫き、旧来より棚倉街道の重要拠点として林業や宿場町として栄え、外部の流入に対して柔軟、且つあるものを生かす文化である、とお話されていました。

一方で産業としては第一次産業の率が最も低く、市内外の商工業に就く方が意外にも多いことが印象でした。また、少子高齢化の問題は顕著ですが、林業自体はある程度健全に機能しているようで、「森を育むことは人を育む」という岡崎さんの言葉が心に残りました。
特に「人を育む」については、岡崎様の事業として就労支援や子育て支援など、里美という環境を中心に、様々な視点と取り組みから現代の課題を解決している最中なのだと思います。

コロナ禍によって、里美への移住、定住者、産業や交流において関わる人の多様性が広がり、より、一人ひとりの関係性をどのようにつくるのか、事業の当事者だけでなく様々な方がサポートできる社会に向って、デザインで何ができるだろう?と私自身、多くのこと思慮するきっかけとなった講話でした。
(佐藤)