活動内容

2016年2月8日(月)に、伊藤有壱氏による「ネオクラフトアニメーションの世界」の講演会が、学生からデザイナーまで130名の参加のもと開催されました。伊藤氏はアニメーションディレクターとして、クレイを中心に映像分野で幅広く活躍されており、NHK Eテレ「ニャッキ!」は、今年で10年を迎え、子どもから大人まで幅広く愛されている代表作の一つです。
講演会では、制作過程や作品に対する想いを優しく丁寧にお話しいただきました。伊藤さんの作品は、クレイや手描きなど手で触れられるものを主役に、一つひとつの動きを細かくコマ撮り撮影しています。そこにデジタル加工を加えることで、虚偽の世界だと分かっていても半分本物のような不思議な世界感が生まれています。たくさんの時間と愛情を込めてつくられる作品だからこそ、多くの方に愛される作品になるのだなと思いました。

また、当日はお話を聴くだけでなく、ニャッキやハーバーテイルなどの作品の上映や、本物のニャッキを手に取り間近で見て、感触を味わうことが出来たりと、参加者にとって楽しく刺激的な講演会となりました。

IDPCでは、講師を招いてクリエイティブに関する講演会を開催しています。
興味のある方は、フェイスブックなどで新着情報をチェックしてみてください。

伊藤有壱(いとう ゆういち) 氏 プロフィール
1962年東京生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒。1998年I.TOON Ltd.を設立。同代表。クレイを中心に映像分野で幅広く活躍するアニメーションディレクター。

講演者 伊藤有壱
日程 2016年2月8日
会場 文化デザイナー学院