活動内容

2021年2月26日(金)、専門学校 文化デザイナー学院にて、ニューノーマル時代「いばらき発、地域デザインのポテンシャル」講演&パネルディスカッションが開催されました。
筑波大学 芸術系 ビジュアルデザイン領域 准教授であり、いばらきデザインセレクション2020審査委員長を務めていただいた原忠信さんによる講演会では、茨城県が誇る「大子漆」を使った漆器を制作する大子町の工房「器而庵」さんとのお仕事のお話に始まり、自作の竈(かまど)を自転車で運んでご飯を炊く「竈プロジェクト」や、自然に入り漆器で珈琲を飲む「back to japan」など聞くだけでわくわくするようなバイタリティ溢れる活動について伺うことができました。
また、漆器のプロジェクトで福島県会津若松市に通ううちに地元の方と育まれていったという絆のお話も印象的でした。
そして、2020年度のいばらきデザインセレクションに商品が選定されたパネラーの皆さんには、地域で活躍するデザイナーとしての個性溢れるお仕事の内容について詳しく語っていただきました。
携わったデザインへのこだわりや、課題解決のためにどのようなアプローチをしたかなど…。
完成したデザインそれぞれにストーリーがあり、パッケージを開発する上での興味深い裏話もあり、普段何気なく目にしている商品のひとつひとつにデザイナーの想いが詰まっていることを改めて考えさせられました。
商品をPRするレシピ開発のため、お子さんを通じて知り合った近所の方にご協力をいただいたというお話は、原さんの漆器を通した会津の皆さんとの交流にも通じるものがあり、このコロナ禍にあって、人と人との繋がりの大切さをより一層強く感じました。
今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、zoomを使用したオンラインでの開催となりましたが、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
皆様のご健康と、さらなるご活躍をお祈り申し上げます。

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いばらきデザインセレクションとは
茨城県の地域や産業を元気にする優れたデザインの選定を通じて、
茨城県の地域イメージを高め、産業振興につなげていく取り組みです。
公式サイト
http://id-selection.jp/
(選定された商品を取り扱う販売店の情報もございます)
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○講演者
いばらきデザインセレクション2020審査委員長 原忠信様
○パネラー
知事選定/選定 株式会社ターバン 岩田博嗣
選定/柿まるごと活用プロジェクト エスプレッソデザイン 根本正義
選定/SOUP KAMPO 株式会社でざいんさん 岩間琢哉
選定/金色だしそば 株式会社文化メディアワークス 佐藤歩美
選定/10万円、市内で使おうポスター 有限会社プラネッツ 倉田稔之

日程 2021年2月26日 14:00~16:00
会場 zoomによるウェブ会議
参加費用 無料 ※専用Webページより事前申込が必要です。
対象 茨城デザイン振興協議会会員/一般、学生(定員100名)
共催 茨城デザイン振興協議会/茨城デザインセンター
協力 専門学校 文化デザイナー学院